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  • 執筆者の写真にじのき保育園

おままごと

おままごと

おままごとって再現模倣遊びだと思う。

家庭や保育園で日常的に行われていることを自分なりに模倣して、再現しながら遊ぶ。

その中に創造性も含まれるが、模倣対象の家や保育園での実体験がないとうまく遊べない。

「おままごとのやり方を教える」事になんの意味もない。約束事はあるとして、遊び方は自由。保育園のおままごとセットのおままごとのやり方を「教える」より、日常的にご飯を作っている部分を見せたり、一緒に体験した方が学びに繋がると思う。それぞれの経験を元に、家庭でパン派ならおままごとのごっこ遊びにパンを出すし、ご飯派ならご飯を出す。作り方もその家庭様々。それを保育園で個々の実体験を表現し、友達同士でやりとりしたり認め合いながらすり合わせて保育園でも擬人家庭ができて楽しめる。

にじのき保育園では、食後に果物がでる。子どもたちは習慣化され、それはおままごとにも模倣される。

写真の1歳児だって、家庭や保育園での模倣対象があるから自分で上手にご飯を作り、上手に食べ、食べ終わったら果物を食べて片付ける。

教えるのではなく、日常の延長線上におままごとがあってほしいと思う。それを楽しめるおままごとコーナーにしたい。

こんな何気ない活動や姿にも、子どもたちから教わることが多い。共に過ごし、共に育つという理念通り、先生も園児もない。どちらも先生だと思う。

ただその模倣を広げたりもっと興味ある学びに変えていく手助けができるのは保育士。もっともっと子どもたちを観察して、色々なキッカケ作りをしていきたい。


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