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執筆者の写真にじのき保育園

2020年8月6日

1945年8月6日。広島に原爆が投下されました。その3日後今度は長崎にも原爆が投下されました。

それから75年。千葉県はam8:15にサイレンが鳴りません。意識をしないと昨日と同じ一日。でも広島では昨日と同じ1日ではないでしょう。

住んでいる場所が違っても、少しでも意識はしたい。下の世代にも、理解できなくても話はしたい。そんな話を職員としていると「でも簡単にはやりたくない。やるならちゃんとやりたい」「どうやったら子どもたちに少しでも伝わるか?」「そもそもこの年齢にちゃんと伝える意味はあるのか?」「そういって伝えなかったら興味の始まりもないのでは?」など色々やりとりして、今、職員が子どもたちにできる最高の方法を考えてお話をしてくれました。

みんな違う価値観の中、100%納得いっていない職員もいたかもしれません。でも職員だけで押し付けではなく話し合いをして「子どもたちに話そう」と結論を出せた事だけでも今日の対話は価値があったのではないかと思います。

子どもたちは、この話が始まるとみんな集中して話を聞いていました。ピクリとも動かず、ずっと話している保育士等の顔を見たり耳を澄ませたりしながら。

今回は「大人が伝えたい」というエゴだったかもしれません。でも、にじのき保育園の「本物に触れる」という方針は、ただ実物に触れるだけではなく、実際のコト、モノ、ヒト、オモイを実体験で関わり大事にしていくことだと思います。大人の伝えたいことも伝えるし、子どもたちが伝えたいものも伝えてもらう。共に過ごして共に育つ関係です。

広島の知人たちから教えてもらったこと、自分たちなりに不器用でも少しずつちゃんと伝えられるようにしていきたいと思います。




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