写真の子は散歩に行った時に、みんなが走ったり遊具で遊んだりしている中、5分くらい立ち止まっていた。
はたから見たら、この子は「遊べてない子」「何もしていない子」に見えるだろう。
保育士等が近づくと、耳にたんぽぽを飾っている。帽子のつばにたんぽぽを乗せている。
遊べてないわけでもなく、何もしていないわけでもなく、帽子にたんぽぽを乗せて、風が吹いている中、たんぽぽがどうなっているか想像しながら落ちないように考えている。その結果が「動かない」だった。
安易に保育士等が、遊びを誘いかけず状況を理解して待てたからできた時間。
この止まっているいるように見える姿や5分という時間の中で、この子はどれだけいろいろ考えてどれだけ色々なものを獲得しているのだろうか。そしてどれだけ自分の中で遊んでいるのだろうか。
走ったり遊具で遊ぶだけが「遊び」ではない。こういう「遊び方」もある。
その時間を、大切にじっくり考えながら遊べる時間をゆったりとっていきたい。
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