10月12日は「小さなお楽しみ会」でしたが、台風19号のため中止に。
たくさんの被害がでている中、今も復興に向けて頑張っている方々がいらっしゃります。保育園では、子どもたちの安全が一番と判断し、中止にしました。
なぜ「延期」ではなく「中止」かといいますと、市川市は全国でも待機児童が多い市町村です。その中で行政は待機児童を減らそうと努力し、たくさんの保育園を作りました。
その中で保育園が増え、運動会をやる場所の確保が難しくなったのも事実です。日にち変更ができないくらい保育園が毎週入っている状況でした。
ただ2歳児クラスは今年で最後。
最後の小さなお楽しみ会(運動会)を中止のままにしたくないという職員の声があり、職員が企画し、次の週の夕方1週間かけて各クラスにわかれて保護者と一緒に小さなお楽しみ会の演目を行うという事をしました。
保護者の方々もにじのき保育園も理念や大切にしていることを理解してくださっているので、時間を合わせてほとんどの方々が参加してくださりました。
日常で行っているものを保護者と一緒に楽しむのが、にじのき保育園の行事の基本です。特別な練習等はせずに、日常の発達や興味あることから行う行事。そのコンセプトを大切にしているからこそ、保育園の中でも日常の延長線で保護者と一緒に夕方小さなお楽しみ会を開催できたのだと思います。
子どもたちは、場所が違くても大好きな保育園で、大好きな保育士等や保護者、友だちと一緒にニコニコで楽しんでいました。
型にはまらず、大切にしているコンセプトの元、どんどん職員から形を変えて提供できる。すごく嬉しかったです。
小さなお楽しみ会は場所が大切ではない。普段の生活の中で、できるようになったことを見せることが大切。それを保育園で1週間かけて保護者に見てもらいながら一緒に参加してもらえた。
意味のあった「中止」であり、うちで大切にしていることが実現できた日でもあったと思います。
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